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第35回全国小学校理科研究大会(神奈川大会)にて
キューブセンサーNetを活用した学習の取り組みが紹介されました
(掲載日:2002/11/11)
「太陽光」についての学習。今回はあいにくの雨のため、ランプを使っての実験となりました 。
光を集めて、『キューブセンサーNet』の光センサーで計測中。
計測したデータをパソコンで確認。実験の結果を比較しました。
10/31~11/1、神奈川県川崎市にて『第35回全国小学校理科研究大会』が開催されました。大会では全国の小学校理科の優れた活動・取り組みが発表され、紹介されました。
同大会2日目の公開授業において、弊社の新製品・パソコン計測システム『キューブセンサーNet』を活用した学習の取り組みが紹介されました。
『キューブセンサーNet』は、計測からデータ分析まで簡単に行なえるシステムです。屋外での計測を可能にするデータロガー機能のついた計測器は、理科実験用としてだけではなく、調べ学習など多くの学習場面で活用することができます。
今回、『キューブセンサーNet』を活用した実践を公開していただいたのは、川崎市立末長小学校(校長 牛山冨士子)。
末長小学校では、情報教育・理科教育に積極的に取り組んでおり、その中で地域とのふれあいや自然体験活動・社会体験活動の充実、地域素材の発掘、樹木や花壇の整備、情報機器の活用など、学習環境を整えながら、共にかかわり、主体的に学ぶ子どもの育成を目指しています。
同校の第3学年理科 『すごいぞ 太陽パワー』(小川俊哉教諭)の授業にて『キューブセンサーNet』を活用した学習が行われました。同単元では、太陽光を鏡を利用して合わせたり集めたりして明るさや暖かさを計測・比較することで、太陽光についての特性を理解し、考え方を広げ、そのすばらしさを感得するというねらいのもと、学習が進められています。
当日はあいにくの雨で、太陽のかわりにハイドロメタルランプを使用しました。子どもたちは『キューブセンサーNet』の気温センサーを利用し、鏡などを利用して光を当てたり集めることによる温度の変化を計測し、光と熱との関係を調べました。
今回の実験ではランプを利用したため、光を集めた時でも通常と比較して大きな温度変化は見られませんでした。しかし、子どもたちからは「太陽だったら、もっと温度変化のデータがはっきり現れるのではないか」「今度は太陽の光で計測実験をしてみたい」といった声もあがっていました。
『キューブセンサーNet』を活用した学習への取り組みが今後も発展・展開していきそうです。
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